こんにちは tete la です。
今日はストレス社会を乗り切る
いつでもどこでもできるお手軽方法の紹介です。
それは、「手当て」です。
手で肌に触れる手当て。
小さいときに、お母さんに
「痛い痛いの飛んで行けー!」と
痛いところに手を当てて
痛みを飛ばしてもらった人もいるかも知れませんね。
お腹痛いとき、お腹なでなですると、
お腹痛いのが和らいだ経験があるかもしれません。
それも、全て、手当ての一種です。
そこで、今日は、手当ての中から
ESRというテクニックをご紹介します。
ESRはキネシオロジーのテクニックのひとつ。
Emotional Stress Release (ESR)
感情ストレスの解放のテクニックです。
ストレス、プレッシャー、トラウマ、葛藤、
神経の鎮静、不安感、パニック発作などの緩和に
優れているといわれています。
やり方は至ってかんたん。
おでこに手を当てるだけ。
黒目の真上をおでこに向かって上がっていくと、
少し出っ張った部分(前頭隆起)があります。
だいたい髪の生え際と目の中間くらい。
この前頭隆起に両手で軽く手を当てます。
ではなぜ、おでこに手を当てるとよいのか
仕組みを解説しますね。
おでこには前頭前野というものがあります。
前頭前野の役割は
創造的な活動、アイデア、冷静な判断などに使われている脳です。
人間らしさや細かい感情や心遣いなどがあります。
このおかげで私たちは
合理的に、明瞭に、冷静に考えることができます。
しかし、ストレスに満ちている
いわゆる緊張状態のときは
扁桃体に血液が集まり活動しているといわれています。
扁桃体は、脳の左右にある神経細胞の集まりで、
アーモンドのような形をしています。
情動と感情の処理や直観力、ストレス反応に重要な役割を果たしており、
主に、恐怖、不安、緊張、怒りなどの感情に関わっています。
扁桃体が不快と判断すると、
視床下部というところからストレスホルモンが分泌されます。
その結果、血圧や心拍数が上がったり、筋肉が緊張したりといった
自律神経の反応(=交感神経の緊張)が起こり、
それに伴って動悸や手足の震え、発汗、吐き気といった身体症状が現れます。
これをいわゆる情動反応(闘うか逃げるか反応)といいます。
扁桃体は「闘うか逃げるか」という反射反応が起きている時によく使われる場所です。
この緊張状態は、いわば生き延びるための本能としての機能が
中心になって働いている状態です。
この緊張状態では、
周りのことが考えられなくなったり、
理性的な判断がしにくくなり、
より、ストレスを感じやすい状態になります。
したがって、
落ち着いた理性的な判断をするために
脳の前部への血流を増やし、
前頭前野を活性化させる必要があります。
おでこに手を当てることで、
おでこを刺激し血流を前頭前野に移動させ
扁桃体から血液を引き離すことで
前頭前野の機能を活性化させる効果があると言われています。
ストレス過多を感じたら、
目を閉じておでこに手を当ててみましょう。
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