リキッドダイエットと中医学|「整う力」を損なわないための視点

東洋医学

こんにちは、tete la(テテラ)です。

今日は「リキッドダイエット」について、
中医学の視点から少しお話ししてみます。

■リキッドダイエットとは?

リキッドダイエットとは、
主に生野菜ジュースなどを中心とした食事法です。

・加熱していないため酵素が豊富
・固形ではなく液体のため吸収しやすい

このようなメリットがあると言われています。

中医学においても、
「熱を除去しながら、余分なものを外へ動かす」目的で
用いられることがあります。

特に、
寛解を目指す段階や、
消化器系のがん治療の一つの選択肢として
取り入れられることもあります。

■ただし、もう一つ大切な視点

ここでとても大切になるのが、
胃と脾を補うこと(=消化機能のサポート)です

生のものは、体内で「調理する力」を必要とします。

つまり、
吸収しやすい反面、
消化器系には負担がかかりやすいのです。

そのため、

・最初のリキッドダイエットでは改善したのに
・2回目でうまくいかない
というケースでは、

胃・脾が弱り、後天の気が十分に作れなくなっている
可能性が考えられます。

この部分のサポートとして、
鍼灸はとても有効とされています。

薬草に比べて、消化器への負担が少ないためです。

■血行状態によっては注意も必要

すでに血流に滞りがある方(瘀血傾向)、
例えば舌下静脈が暗く浮き出ている方は注意が必要です。

葉物野菜に多く含まれるビタミンKは、
血液を凝固させる働きがあるため、

ジュースの中での割合を50%以上にしないことが
ひとつの目安になります。

過剰に取り入れることで、

瘀血が強まり、
かえって巡りを滞らせてしまう可能性があります。

■寛解を目指すための全体的な視点

中医学では、寛解を目指す際に

・体全体の構造・組織を強化する
・陰(特に肝陰・腎陰)を養う
・熱を除去し、過剰な火の働きを鎮める
・胃と脾を補い、後天の気を養う

といった、複合的なアプローチが大切とされています。

■「いいもの」ほど、見極めが大切

体に良いと言われるものはたくさんあります。

ただ、それが
「どこに作用し、何を補い、何を消耗させるのか」

ここを見極めることが、とても重要です。

ひとつの方法を妄信するのではなく、
全体のバランスで考えていくこと。

それが、からだを守る鍵になります。

■解毒が必要なサイン(舌からみる)

例えば、こんな舌の状態は
解毒の必要性を示していることがあります。

・色が淡く暗い(淡暗)
・舌の両側に歯痕がある
・乾燥している

健康な舌は、淡い紅色。

赤ちゃんや子どもの舌を見ると、その違いがよく分かります。

また、
舌の奥に厚い苔がある場合は、

解毒を始める前に、

まず負担になっているものを減らすことが優先です。

例)
・コーヒー
・アルコール
・砂糖
・特定の食習慣や生活習慣

■なぜ「先に減らす」が必要なのか

体の処理能力を超えたものは、
通常の経絡(正経十二経脈)では処理しきれず、
帯脈などに蓄積されていきます。

この状態でさらに「解毒」を進めても、
うまく排出できないことがあります。

解毒には、
・十分な水分(肺陰・胃陰)
・外へ押し出す力(衛気)
が不可欠です。

■季節との関係

からだをリセットするには、
春はとても良いタイミングです。

湿熱の浄化を始めるのにも適しています。

食材でいえば、
・アスパラ
・スプラウト類
など、
春の芽吹きのエネルギーを持つものが役立ちます。

帯脈のケアも、春はとても適した時期。

ただし、冬は無理に動かさず、
「温存」を優先することが大切です。

■さいごに

からだは、本来とてもよくできています。

何かを足すことだけでなく、
何を減らすか、どう巡らせるか。

そのバランスの中で、
自然と整っていく力が働きます。

こんな感覚がある方は、
一度からだの状態を見直してみてもいいかもしれませんね。

■ 鍼+アロマセラピー tete la JAPAN ■
人には、本来、自らを整える力が備わっています。

tete laでは、その力を穏やかに引き出すために、
鍼灸・アロマ・カウンセリングを組み合わせ、
心とからだの状態を丁寧に見つめながらサポートしています。

日々の中で、自分らしいリズムを取り戻す時間を。

青山一丁目(南青山エリア)を拠点に施術を行っています。

広島県福山市では
月に一度、数日間の施術日を設けています。

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