「エネルギーを整える」って何?── 神経系という視点から考える

日々のいろいろ

こんにちは、tete la(テテラ)です。

「エネルギーを整える」
という言葉はよく使われますよね。

「エネルギーを整えるって、結局何だろう?」

目に見えないものだからこそ、少し捉えにくい。

特別な力なのか、
それとも思い込みなのか。

ふわっとした言葉で語られることが多いけれど、
今回は、できるだけ構造として捉えたいと思っています。

それでは、「からだで起きていること」として見てみます。

1.まず「エネルギー」とは何か?

物理学的に言えば、エネルギーとは
仕事をする能力のこと。

生体で言えば、
・神経の電気信号(神経伝達)
・イオンの移動
・ATPによる代謝
・血流や体液循環

すべてエネルギーのやりとりです。

つまり、私たちのからだは、
常に「電気+化学+流体」のシステムで働いています。

「エネルギーを整える」というとき
からだの中で起きているのは、
この流れの再配分や再同期と考えることができます。

2.触れることで起きる神経反応

皮膚には、ゆっくりした接触に反応する
C触感線維という神経線維があります。
安心に関係する神経です。

穏やかなタッチは、

・迷走神経を介して副交感神経を活性化
・筋緊張の低下
・心拍変動の安定
・炎症物質(サイトカイン)の抑制

などを引き起こします。

これは特別な力ではなく、
神経生理学的に説明できる反応です。

3.同調(エントレインメント)という現象

人は無意識に、

・呼吸
・心拍
・脳波

を同調させます。

安定した人のそばにいると
自分も落ち着くのはそのためです。

ここには自律神経系や辺縁系だけでなく、

網様体賦活系(RAS)と呼ばれる
覚醒レベルや注意の向きを調整するネットワークも関わります。

RASは
「どの刺激を重要とみなすか」
を選別しています。

慢性的な緊張状態では、
このフィルターが警戒優位に傾きやすい。

施術空間で安心が生まれると、
そのフィルターが緩み、

注意の向きが
「外側の防御」から「内側の回復」へ切り替わります。

4.意味づけと脳の反応

「整うかもしれない」

という予測は、
前頭前野を通じてドーパミン・オキシトシン系を
活性化させます。

これは単なる思い込みではなく、
期待や安心という認知が、実際に神経系へ作用している状態です。

脳が意味を受け取り、
身体を変化させるプロセスです。

期待や安心感は、
神経系のスイッチを押します。

5.東洋医学の言葉で見ると

東洋医学ではこれを
・気の巡り
・陰陽の偏り
・上実下虚

などで表現します。

現代的に言えば
・神経系の過緊張
・血流分布のアンバランス
・情報処理の偏り

とも言えるでしょう。

言語体系は違っていても、
重なり合う現象を見ている部分は少なくありません。

6.見えないエネルギーは存在するのか?

現時点で、
・気そのもの
・オーラ
が物理量として確立されているわけではありません。

ただし、
・生体磁場(MEGなどで測定可能)
・心臓の電磁場
・皮膚電位変化
は実際に存在しています。

「まだ測れていないもの」と
「存在しないもの」は違います。

科学で説明できる部分と、
まだ解明されていない部分。
その両方がある、というのが今の立場です。

7.tete laの考える「エネルギーを整える」

tete laの考える「エネルギーを整える」とは、
外から何かを足すということではなく、
内側にある調整機構が働きやすい状態を作ること。
内側の同期を回復させることです。

神経系の過剰な警戒がゆるみ、
呼吸や循環のリズムが整い、
内側の同期が回復していく。

そうして、からだが本来のペースを思い出していくこと。

「整う」とは、
回復モードに戻ること。

それは特別な能力ではなく、
誰の中にも備わっている働きです。

からだは本来、
調和へ戻る性質を持っています。

tete la は
そのきっかけのスイッチを後押しする場所でありたいと考えています。

■ 鍼+アロマセラピー tete la JAPAN ■
人には、本来、自らを整える力が備わっています。

tete laでは、その力を穏やかに引き出すために、
鍼灸・アロマ・カウンセリングを組み合わせ、
心とからだの状態を丁寧に見つめながらサポートしています。

日々の中で、自分らしいリズムを取り戻す時間を。

青山一丁目(南青山エリア)を拠点に施術を行っています。

広島県福山市では
月に一度、数日間の施術日を設けています。

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