人の気持ちに振り回される毎日から、自分を取り戻すまで

ケース・レポート

こんにちは、tete la(テテラ)です。

気づくと、誰かの言葉や表情に気持ちが左右されてしまう。

そんな経験はありませんか?

大切な人だからこそ、
その人の体調や機嫌、
自分ではどうすることもできない出来事に心が引っぱられ、
自分のことは後回しになってしまう。

今回ご紹介するのは、そんな毎日を過ごされていたお客さまのケースです。

※ご本人の了承をいただき、
個人が特定されないよう一部内容を変更してご紹介しています。

Kさん(60代・女性)

ご相談いただいたきっかけは、
「理由のわからない不安感」でした。

数年前に乳がんを経験され、
現在もホルモン療法を続けていらっしゃいます。

不安が強くなり始めたのは、
配偶者とお母さまがほぼ同じ時期に余命宣告を受けた頃からでした。

配偶者は入院中、
お母さまは施設で生活されており、
大切な人を支え続ける毎日を送られていました。

一見すると明るく快活な印象の方ですが、
お話を伺うと、
とても知的で繊細な感受性をお持ちでした。

朝は配偶者との電話から一日が始まります。

「相手の声の調子によって、
その日の自分の気分まで変わってしまうんです。」

そう話してくださいました。

また、自宅で一人ソファに座っていると、
突然パニックになり、過呼吸を起こしてしまうこともありました。

「いつも肩に力が入っていて、気づくと呼吸を止めているんです。」

さらに、
人から相談されると断ることができず、
相手の悩みまで自分のことのように抱え込んでしまう傾向がありました。

東洋医学では、
このような状態を「土」の働きのバランスが
乱れている状態として捉えることがあります。

「土」は、
安心感や受け止める力、
自分の軸を保つ力に関わる要素です。

このバランスが崩れると、

  • 同じことを何度も考え続けてしまう
  • 気持ちを切り替えにくくなる
  • 自分よりも他人を優先しすぎてしまう
  • 自分と相手との境界があいまいになる

といった状態が現れることがあります。

Kさんにも、その特徴が重なっているように感じられました。

そこで初回は、
脾経を中心とした施術を行いました。

香りは、
安心感や受け入れる感覚をサポートすることを目的に、
ゼラニウムとパルマローザを選択しました。

また、
ご自宅では「深い呼吸を意識してみてください」とお伝えしました。

約1か月後の2回目の施術では、

「呼吸を意識するようになりました。」

「人の相談も全部受け止めないようにしようと意識しています。」

と、ご自身なりに少しずつ取り組まれている様子がうかがえました。

この日は、
「金」の要素を整えることを目的に施術を行いました。

東洋医学で「金」は、
自分の価値や、自分らしさ、
何を大切にして生きるかという感覚と関わる要素です。

香りは、ジュニパーとヒノキを選択しました。

今の自分にとって本当に大切なものを見つめ直し、
自分らしさを取り戻すことをイメージして施術を行いました。

施術中、うつ伏せで頭にタオルをかけると
圧迫感から過呼吸が起きたため、
すぐにタオルを外し、安心して呼吸できる状態で施術を続けました。

施術後には、

「なんだかたくさん話したくなりました。」

と、穏やかな表情で笑顔を見せてくださいました。

その後も月に一度のペースで施術を継続されています。

配偶者やお母さまの終末期という大きな出来事に直面しながらも、
少しずつ気持ちの整理ができるようになり、

「もちろん気持ちが揺れることはあります。
でも、そのときに自分で立て直す方法が少しずつ分かってきました。」

と話されるようになりました。

人生の中では、
自分ではどうにもできない出来事に向き合わなければならない時があります。

そんな時に大切なのは、
不安をなくすことではなく、
不安があっても自分を見失わずに過ごせる力を
育てていくことなのかもしれません。

その力は、誰かに与えてもらうものではなく、
本来その人の中に備わっているもの。

その力を思い出すお手伝いが、私の役割だと感じています。

■ 鍼+アロマセラピー tete la JAPAN ■
人には、本来、自らを整える力が備わっています。

tete laでは、その力を穏やかに引き出すために、
鍼灸・アロマ・カウンセリングを組み合わせ、
心とからだの状態を丁寧に見つめながらサポートしています。

日々の中で、自分らしいリズムを取り戻す時間を。

青山一丁目(南青山エリア)を拠点に施術を行っています。
広島県福山市では
月に一度、数日間の施術日を設けています。

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