月経は、からだからの定期レポート──五臓の巡りと、女性の時間──

東洋医学

こんにちは、tete la(テテラ)です。

「毎月の月経、なんとなく同じように来ているけれど、
時期によって気分や体調が違う気がする」

そんな感覚を持ったことはありませんか?

月経は、ただ毎月くり返される生理現象ではありません。

体調、感情、眠り、疲れやすさ──
その月のあなたの状態を、静かに映し出す
「からだからの定期レポート」です。

40代・50代になると、
若い頃と同じリズムでは過ごせなくなったと
感じる方も増えてきます。

検査では「異常なし」。
けれど、
確かに感じる不調や違和感。

東洋医学では、
こうした変化を年齢だけの問題としてではなく、

五臓(脾・心・肝・腎・肺)の巡りとバランスから
読み解いていきます。

ここでは、月経周期を
第一から第四期の4つに分け、

五臓がどのように関わりながら
女性の体を支えているのかを見ていきましょう。

第一期:月経後(出血が止まってから)

脾・胃 → 心

月経で失われた血を補い、
次の周期に向けて土台を立て直す時期です。

脾・胃:食事から「血」と「津液(体の水分・ホルモンの材料)」を作る

:血を全身に巡らせ、精神の安定にも関わる

この第一期は、
回復と補充がテーマ。

食事や睡眠を整えることで、
次の周期がスムーズに始まります。

第二期:卵胞期(排卵に向かう時期)

心 → 肝

第二期に入ると、
女性ホルモンのひとつ エストロゲン が活発になります。

エストロゲンは「陰」の物質で、
特に 胃・心・肝 に影響を与えやすいと考えられています。

体質によっては、
この時期に「熱」が生じやすくなります。

熱がこもったときのサイン

胃の熱:胃酸過多、食欲過剰、口臭、歯茎の出血、舌中央の赤み
心の熱:不安感、イライラ、不眠、動悸、舌先の赤み
肝の熱:怒りっぽさ、頭痛、目の充血、舌の両端の赤み

この時期は、
熱を溜めすぎないことが大切です。

乳房との関係

胃と肝の経絡は、どちらも乳房に直接関わっています

第一期から第二期へ移行するタイミングで
胃・心・肝に熱がこもると、

• 乳房の張り
• 違和感
• 痛み
として現れやすくなります。

この時期は、
胃・心・肝の「火」をクールダウンさせるケアを意識しましょう。

第三期:月経前(黄体期)

肝 → 腎

第三期に活発になるのが
プロゲステロン

高温期ではありますが、
東洋医学では、プロゲステロンは
体の内側に「寒」を生み、
結果として「陽」の反応を起こすと考えます。

すでに冷えやすい体質(陽虚)がある場合、

• 肝に寒が停滞
• 腎や肺の潤いが不足
• 血流が滞りやすくなる

といった状態に傾きやすくなります。

こんな症状がある方は注意

• 冷え性
• 腰痛
• 頻尿・夜間尿
• 舌や舌下静脈が紫っぽい

第三期は、
肝・腎・肺を冷やしすぎないことがポイントです。

第四期:月経期

腎 → 肺

腎に蓄えられたエネルギーを使い、
血を体の外へと放出する時期。

肺は「気」と「巡り」を司るため、
• 疲れやすい
• 呼吸が浅い
• 気力が落ちる
と感じやすい人もいます。

無理をせず、
体を休ませる意識を持ちましょう。

食事で巡りを助けるヒント

水分と「湿」

水分補給は大切ですが、
脾・胃の働きが弱いと、
余分な水分が「湿」となり、

• むくみ
• 水太り
• だるさ

につながります。

舌が膨らみ、両端に歯型がある方は、
小豆類を意識してみてください。

ムングビーン(緑豆)

• 強い解毒作用
• 肝の熱を冷ます
• 火毒のケアに◎

お酒を飲む機会が多い方にもおすすめです。

熱をクールダウンする薬味

• パクチー
• パセリ
• タイム
• ミント

体調に合わせて、少量ずつ取り入れてみましょう。

月経は、からだの声を聴くチャンス

五行では、
脾・胃(土)を起点に、
反時計回りにエネルギーが巡り、
経血が作られる
と考えます。

脾・胃が弱ると、
血や津液が十分に作られず、

• 月経不順
• 婦人科系の不調
が起こりやすくなります。

月経があるうちは、

• いつ補うとよいか
• いつデトックスに向くか
• どの臓が疲れているか

を知るヒントが、毎月あらわれています。

年齢とともに変わるからこそ

腰や膝の痛みが慢性化してきたら、
それは 腎に蓄えられた「精」 が減ってきたお知らせかも。

• 白髪
• 髪のボリューム低下
• 骨の変化
• 子宮・卵巣の働きの低下

が気になり始める時期でもあります。

おすすめは、
食後の軽いデザートに黒ごまシリアル

朝よりも 午後 に摂ると、
腎を補う力が高まります。

自分のリズムを知ることは、一生のセルフケア

女性の体は、
思春期 → 成熟期 → 更年期へと
大きく変化していきます。

月経があるうちは、
からだは毎月、
あなたにレポートを送り続けています。

どの時期に疲れやすいのか。

どの臓が無理をしているのか。

何を補い、何を手放すとよいのか。

五臓の巡りを知ることは、
不調を「治してもらう」ためではなく、

自分の体と、穏やかに対話していくための視点です。

tete laでは、
鍼灸・アロマ・対話を通して、

自分自身との対話が始まる
きっかけづくりを大切にしています。

からだは、本来、
自らの力でゆるやかに整っていくもの。

月経という定期レポートを手がかりに、
今のあなたに合ったリズムを、
もう一度、取り戻してみませんか。

■ 鍼+アロマセラピー tete la JAPAN ■
人には、本来、自らを整える力が備わっています。

tete laでは、その力を穏やかに引き出すために、
鍼灸・アロマ・カウンセリングを組み合わせ、
心とからだの状態を丁寧に見つめながらサポートしています。

日々の中で、自分らしいリズムを取り戻す時間を。

青山一丁目(南青山エリア)を拠点に施術を行っています。
※南流山での施術は、提携治療院での対応となります。

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