感情が穏やかになると、からだは変わり始める

東洋医学

こんにちは tete la(テテラ)です。

今日は、東洋医学における
「肝(かん)」の働きについてお話しします。

一般的に肝臓は、
解毒や代謝を担う臓器として知られています。

しかし東洋医学でいう「肝」は、
解毒・代謝に加えて感情の調整
そして血を蓄えるという重要な役割を持っています。

血には「経験を蓄える」という概念があり、
肝がうまく働くと記憶力や認識力が高まり、
感情も安定しやすくなります。

その結果、ホルモンバランスも整いやすくなります。
なぜなら、ホルモンは感情の揺れに影響を受けやすいからです。

とくに脳下垂体前葉で調整されている
・卵胞刺激ホルモン(FSH)
・甲状腺刺激ホルモン(TSH)
・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)

これらは感情の状態に影響されやすいと考えられています。

感情が長く癒えないときに起こること

問題となるのは、
• 時間が経ってもおさまらない感情
• 半年前、1年前、5年前、10年前の出来事に、
 今も同じ反応をしてしまう状態

こうした感情が解放されないまま積み重なると、
からだも同じ反応パターンから抜け出しにくくなります。

反対に、
きちんと消化できた出来事は、
記憶がよみがえっても不快さを伴いません。

感情が整理されていることで、
その出来事が自分の中で落ち着いた場所へ戻っていくからです。

解毒は「肝」だけの役割ではない

物事の全体像を捉える力は「肺」が司り、
肝が解毒へ向かうきっかけを作るのも肺の働きです。
また、肺と対になる「大腸」は不要なものを排泄します。

五臓六腑がバランスよく働くことで、
からだは自然に解毒のプロセスを進めていきます。

飲食物が負担になる背景には、
がんじがらめになった思考や、
行き場を失った感情の影響があることも多いものです。

ホルモンバランスは「自分ではどうにもできないもの」ではない

西洋医学では
ホルモンバランスはコントロールが難しいとされますが、

東洋医学では
「自分の内側の働き」が影響を与えていると考えます。

つまり、
整える力はすでにあなたの中にあり、
その力が動き出すきっかけが必要なだけなのだと思います。

■ 鍼+アロマセラピー tete la JAPAN ■
人には、本来、自らを整える力が備わっています。

tete laでは、その力を穏やかに引き出すために、
鍼灸・アロマ・カウンセリングを組み合わせ、
心とからだの状態を丁寧に見つめながらサポートしています。

日々の中で、自分らしいリズムを取り戻す時間を。

青山(東京都港区)または南流山(千葉県流山市)にて、
皆さまをお待ちしております。

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