初恋ロスの処方箋──東洋医学で読み解く“恋のつかえ”

ケース・レポート

※2025年11月更新  
専門的な観点からの説明を補足し、全体を再編集しています。

こんにちは、tete la(テテラ)です。

今日は 「恋愛にまつわるトラウマ」 を、
東洋医学の視点からひも解いていきます。

※すべての方に当てはまるものではなく、あくまでも一例です。

初恋という幻のヒーロー(ヒロイン)問題

誰にでも、胸がきゅっとなるような初恋があります。

でも中には⸻
「どれだけ恋愛をしても、なぜか初恋相手を追い続けてしまう」

というケースがあります。

もう存在しない相手を、
いま目の前の人よりも優先してしまう。

これは、過去の出来事に心が固定されてしまい、
「初恋ファンタジー」という物語の世界に閉じ込められている状態

そんな時、東洋医学では
陰維脈(いんいみゃく)に着目します。

陰維脈:深いところで抱えている感情のつかえに触れる

陰維脈は、
古い感情の制約や過去への執着といった、
心の奥深くに眠る滞りにアプローチできるルートです。

恋愛のテーマで言えば、

✔︎ 過去の恋に置いてけぼりになったまま
✔︎ 現実の恋に心が乗りきらない
✔︎ 人は変わっているのに、感情だけ昔に戻ってしまう

こういった状態にとても役立ちます。

期門(きもん):胸の“ぎゅっ”をほどく出口

特にキーとなるのが期門(きもん)という経穴。

横隔膜や胸部にたまりやすい
気滞(きたい)=息苦しさや胸の詰まり
をほどいていきます。

期門は陽経の最後の経穴であり、陰経へと続きます。

つまり⸻
ひとつの終わりが、新しい始まりへ続く場所。

日が沈めば、また新しい日が昇るように、
期門には次のサイクルへ進むための転換点
という意味が込められています。

恋愛でも、
「この先にまだ続きがあるよ」
そんな希望の灯りをそっとともしてくれる経穴なんです。

過去の恋も、痛みも。陰維脈は「ほどくルート

陰維脈を整えていくことで、
恋愛に限らず、
私たちの内側にこっそり居座っている
・古い記憶
・古い痛み
・まだ成仏できていない感情

といった「内側の滞り」が
ゆるやかに動き始めると言われています。

初恋が特別なのは自然なこと。
でも、人生は初恋の続編ではなく、
あなた自身の物語です。

その続きを歩むための助けとして、
からだの巡りを整えるという選択肢もあります。

※本記事は2025年11月に内容をあらためて整えました。
専門的な観点からの説明を補足し、全体を再編集しています。

■ 鍼+アロマセラピー tete la JAPAN ■
人には、本来、自らを整える力が備わっています。

tete laでは、その力を穏やかに引き出すために、
鍼灸・アロマ・カウンセリングを組み合わせ、
心とからだの状態を丁寧に見つめながらサポートしています。

日々の中で、自分らしいリズムを取り戻す時間を。

青山(東京都港区)または南流山(千葉県流山市)にて、
皆さまをお待ちしております。

関連記事