やる気が起きないのはなぜ?

ケース・レポート

こんにちは、tete la です。

ケースレポートです。

Sさま 40代女性。
家族構成は旦那さまと、大学生、高校生、中学生の男の子3人。

このときのはじめの主訴は
顔面部の耳の下から頬の下にかけて、カサカサでかゆい。

マスクかぶれかしら?と仰っていました。

1年ほど前に、4〜5ヶ月間ほど、
原因不明のアレルギーが全身に左右対称に出ていたらしく、
また同じようなことが全身に出てくるのではないか不安な気持ちがあると。

全身にアレルギーが出たときは
仕事を変えて1ヶ月くらいで、シフトの調整でイザコザがあったり、
年末だったので、きれい好きの旦那さまから大掃除を早く進めろとのプレッシャーなど
公私共に人間関係もピリピリしていたそうです。

ご自身でアレルギーの原因は
「大掃除のプレッシャーだったのかなぁ。」
「わたし、掃除嫌いなのかな。。」
と当時を振り返って推測されていました。

そして今回は、人間関係は問題ないが、やらないといけないことが山積み。
しかし、まーったくやる気が起きない。。。
やっぱりそのストレスで、顔がカサカサなのかしら。と仰りました。

そこで、ダウジングしても、そのストレスには全く反応なし。
原因は山積みのやらなければいけないことのストレスではないところにあるようです。

「えーそこじゃないんだ」とSさま。

すると、Sさまがポツリと。
「最近、趣味がないの」と、別の話題に移りました。

「息子たちの野球がなくなったら、することがなくなっちゃって」

Sさまのお子様は3人ともスポーツ少年で、
1番上の子が小学生の頃から3番目の子が小学卒業するまで10年くらい
ずっと地域のクラブチームに所属して、スコアを付けたり、子どもたちのお世話をしたり
大会だ、練習試合だと、パワフルに活動されていました。

「生きがいがなくなっちゃったみたいなの」

「最近は、録画したテレビ見るくらい」
「むなしい」
「日常がね、、、自分は何のためにここにいるんだろう。」
「最近、新しいことに挑戦とかなくなった」

そして、またポツリ。
「好きなもの見つけたい」
「熱中するものがほしい」(ダウジングが大反応)

やる気が起きないのは、熱中するもの(passion)がなくて、ハートが閉じているから。

ここで、今回のテーマは「自分が楽しめることを見つけるからだ作り」に決まりました。

そして、施術は腎経と督脈の調整。
腎経は命の根源や自分の本質や不安感、督脈は自尊心や意欲や自立を司ります。

終わりにキーワードは「音楽」というメッセージが来たのですが
Sさまには「好きなこと」意識してみてくださいとだけ伝えました。

次回は1ヶ月後。
顔のカサカサは少し落ち着いたが耳の違和感があるとのこと。

施術後、「好きなこと」を意識して過ごされたようです。
Sさまはふと、中学生か高校生のときに初めて見た劇団四季のミュージカルを思い出したと。
突然その時の感動が蘇り、これだ!と思ったそうです。

今回のテーマは「私は満ち足りている」
施術は心経(心包経)と肺経の調整。

肺経の調整で直感にアクセスし、できるだけ早く前に踏み出す勇気をもたらします。
心経(心包経)で、ハートの中心から調和を生み出すようにサポートします。

その後も月1のペースで調整を行いました。
Sさまは、肌のトーンが上がり透明感が出てきました。
発言がどんどん前向きに明るくなり、声に芯があるようになりました。

持ち前のパワフルさがどんどん復活し、
ついには弾丸で劇団四季も観覧に行ってらっしゃいました!

このように、自分がこれがからだの不調の原因だな。と考えていることと
実際の原因は別のところにあることがとても多いのです。

今回はご本人はストレスが原因だと思っていたが、実際はpassionの欠如。

また、顔や耳というと胃経や胆経に問題がありそうですが、
今回のポイントは心経でした。
心経の流注も支脈は喉から目にかけて走っているため関連があります。

意識に隠れたところに由来する症状は、支脈を使ってみるのもありです。

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