こんにちは、tete la です♪
今日は土用の丑(うし)の日です。
うなぎ食べましたかー?
現代日本では、うなぎを食べる日みたいになっていますよね。
そもそも「土用の丑(うし)」って何なんでしょう?
「土用」とは春夏秋冬の季節の間を指します。
季節の移り変わる時期であり、約18日間あります。
「丑(うし)」とは、十二支の中の丑を指しています。
十二支は、年を数えるときに使われるのが一般的ですが、 方角や月、日にちを数えるのにも使われるのです!
ちなみに十二支とは
子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、兎(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、
未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)
「土用の丑(うし)」とは約18日間の土用の期間のうち、 12日周期で割り当てられている十二支が
「丑(うし)」にあたる日のことを指します。土用の期間中に一日ないし二日あります。
今年は2回あるので、今日(7月21日)は「一の丑」。
次回の8月2日は「二の丑」となります。
土用の時期は、陰陽のエネルギーバランスが乱れているので、空気の状態も不安定で、
天と地との気の交流が乱れています。また、体温と気温との差が激しくなる時期でもあります。
ものも腐りやすく、人の心も安定を欠く時期といわれています。
安定せず、不安定な時期なので、思考力も鈍ります。
そのため、一年のうちで最も体調を崩しやすく、
体調管理には十分注意が必要な時期とされています。
この時期に食べすぎると、体調を崩すことが多いので、
少食にして胃を休める期間とされていました。
また、この土用の時期は、種まき、建立、井戸掘り、壁塗り、土地の整地など
「土」に関わることは一切してはいけなかったそうです。
「胃を休める」=「うなぎを食べる」?????
何か腑に落ちないですよね。
疑問に感じたので調べてみました!
土用の丑にうなぎを食べることになった由来の一説をご紹介します♪
時代は江戸時代に遡ります。
江戸時代、うなぎの蒲焼は、味が濃くてこってりしているので、夏にはなかなか売れませんでした。
うなぎも含め魚は、産卵前の脂を蓄えた秋~冬が一番美味しい「旬」です。
当時、旬から外れた夏のうなぎは人気がいまひとつでした。
そこで、あるうなぎ屋の主人が、夏でもうなぎが売れるようにするために、
何かいい方法がないかなと考えたのですが、いい案がさっぱり浮かびません。
困ったうなぎ屋の主人は、「そうだ!困ったときの源内さんに助言してもらおう!」と閃きます。
源内さんとは、歴史の教科書にも出てくるあの「平賀源内(江戸時代の蘭学者)」のことです。
平賀源内は学問だけでなく、浄瑠璃の台本や油絵、発明など本当マルチな才能を持った天才!
当時の江戸では、知らないものはいないというくらい有名人だったそうです。
うなぎ屋の主人から相談を受けた天才平賀は、
「丑(うし)の日だから、『う』のつくものを食べると縁起が良い!」
という語路合せを考えます。
また、うなぎは古来より精をつけるのに良い食べ物として知られていたので、
「精のつくうなぎは夏を乗り切るのに最適!」という宣伝文句を考えてくれました。
そして、うなぎ屋の店の前に「本日土用丑の日」と書いたとても大きな看板を置かせました。
町を行く江戸っ子たちは、人目をひく大きな看板を見て、
「何だ何だ??」と店の前で足を止めました。
そこですかさず、うなぎ屋の主人が足止めしているお客にすり寄って、
源内さんから授かった宣伝文句を用いて、次々とお客を引き込みました。
めでたく、そのうなぎ屋は大繁盛となったそうな。
そして、それを見た他のうなぎ屋も、みんなそれを真似をするようになりました。
以来、土用の丑の日にはうなぎを食べる、というのがいつしか風習として根付いたそうです。
始まりは宣伝文句だったとは!!
でも、それが時代を超えてここまで浸透するなんてすごい!!!
絶大な広告効果ですね!
さて、話は変わりますが
中医学の考え方に「類似の法則」というものがあります。
身体の中の臓器と同じ形の食べ物を食べると、
その臓器の働きを高めることができるという考え方です。
うなぎもいいですが、ご自身の弱ったかなと思う臓器と
同じ形のものを見つけて食べるのも良いかもしれませんね♪
ざっとご紹介。
肝臓は平べったい三角形をしており、しじみの色や形が肝臓と類似。
血管はひじき、心臓はトマト、脳はくるみ、胃はさつまいも、気管支は空洞いっぱいのレンコン♪
くわしくは知りたい方は、どうぞ、tete la へお越しくださいませ〜♪
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