アロマセラピーの起源は
紀元前3000年頃の古代エジプト文明と言われています。
治療目的や癒しのために、
とても古くから私たちの生活に密接に関わってきました。
現在ではアロマセラピーに関して、
精油の薬理作用の科学的解明も進み、
欧米では医療目的で用いられることもあります。
特に、フランスではアロマセラピストを名乗れるのは
医師のみとされています。
アロマセラピー
アロマセラピーは、植物などから抽出した香り成分である
精油(エッセンシャルオイル)を用いて、
健康に役立てていく自然療法であり、
芳香療法とも呼ばれています。
一般にアロマセラピーは精油の香りを楽しみながら、
嗅覚を通じて、心や身体のケアをしたり、
リラックス効果を得るものとされています。
芳香成分とタッチングの刺激による効果
<身体の血行をよくする>
タッチングや芳香成分の刺激により、血管を拡張させ
血流やリンパの流れを促進していきます。
新鮮な血液や栄養素を各細胞行き渡らせ、
老廃物や疲労物質の排泄を促し、
新陳代謝を促します。
<身体をやわらかくする>
血流を促進し、筋肉がやわらかくなると
筋肉の強化につながります。
関節が動きやすくなるため、ケガの予防にもつながります。
<身体をデトックスする>
老廃物の排出を促すため、余分なものを体内に、
溜め込みすぎないようになります。
そのため、太りにくく痩せやすい身体や、
健康的で透きとおるような肌をつくっていきます。
<身体の内のトラブルをととのえる>
自律神経系に働きかけるため、
内臓機能やホルモンバランスなど内分泌系を調整し、
免疫力を高めるため、ストレスに強くなります。
<皮脂腺の働きを高める>
有効成分を身体に浸透させ各細胞まで届けられるため、
皮膚の潤いや弾力を高め、肌の色つやをよくします。
<心を癒す>
皮膚は脳神経とつながる終末器官です。
脳を介して心にも働きかけます。
各神経のバランスをとり、
心の落ち着きや疲労感を取り除いてくれます。
さらに、アロマセラピーのもたらす効果は
香りによるものだけではありません。
精油の香りだけでなく、それぞれの精油が固有に持つ波動も
私たちに大きく影響を与えていると言われています。
私たち人間の知覚は
波動をキャッチする仕組みになっています。
感覚器(耳、目、鼻)は多様な波動の精巧な受信器です。
目は色として現れる光の多様な波動を感知し、
耳は音の波動を受け取ります。
鼻の匂いの感覚は
様々な香りの微分子の波動に感応しています。
私たち人間はいつも波動に囲まれて生活しているのです。
皆さまも、山の中を歩いたり、海のそばを通ったときなどに
空気感や香りによって気持ちが爽やかになったり、
気分は落ち着いたりしませんか?
まさにそのとき、
私たちは香りとともに波動をキャッチしています。