月経はからだの鏡|東洋医学でできるセルフ観察のポイント

東洋医学

こんにちは、tete la(テテラ)です。

女性のからだは、
月経のリズムにたくさんの情報を映し出しています。

「月経を観察すること」は、
いまの自分の状態を知るための、静かで確かなセルフケア。

今回は、東洋医学の視点から
月経のどこを見ると、どんな傾向が分かるのか
ざっくりとまとめました。

判断するためではなく、
「あ、いまのわたしはこう感じているんだ」
と、自分に目を向けるヒントとして活用してください。

周期のゆれ方

まず目安として、一般的な月経周期は
25〜28日、長くても35日前後と言われています。

ここから大きく外れたとき、
東洋医学では以下のように考えます。

周期が早い(21日周期・月に2回来るなど)

(熱がこもって血が早く動く、気や脾の弱りによる短縮)
・血熱
・気虚
・脾虚

周期が遅い(35日以上)

・血虚(とくに脾)
・肺気虚(下へおろす力が弱い)
・悪血(古い血が停滞している)

周期が定まらない(早かったり遅かったり)

(ストレスや消化の弱りの影響が出やすい状態)
・肝気鬱結
・脾虚

経血の量

多い
・血熱
少ない
・血虚/悪血
(血虚で量が減り、熱があると塊をともなうことも)

経血の色

暗い赤:血熱
焦げ茶色:熱のこもり
濃い紫・とても暗い赤・塊が多い:悪血+寒、慢性的な冷え
鮮やかで明るい赤:陰虚による虚熱

経血の質(布ナプキンだと観察しやすい)

水っぽい赤
・血虚/陰虚+湿の停滞
ねっとり濁る
・湿寒 または 寒血
レバー状の塊
・悪血

生理痛

月経前に痛む
・肝気鬱結、気滞、悪血
(ストレスの影響を受けやすい)
月経中の痛み
・血熱
うずくような痛み
・熱
刺すような鋭い痛み
・寒
月経後の痛み
・血虚

おりもの

黄色・におい・炎症感
・熱/炎症/PID(骨盤の炎症)
(舌は赤く、苔が黄色くなりやすい)
白色で冷たい感じ
・湿寒(子宮の冷え)
 → 生理痛が腰・下腹部に出やすい
透明で水っぽく量が多い
・脾虚による湿の停滞

◎ そのほかの気づきたいポイント

・寝汗(盗汗)
・腰痛、膝の痛み
・午後〜夜のほてり
・髪が薄い、抜けやすい
→ 陰虚や腎の弱りが関わることも。

観察する」だけで変化がはじまる

月経は、からだのバランスを映し出す大切なリズムです。

良し悪しをつけるためではなく、
「いまの自分を知る」ための指標として受け取ってみてください。

気づいたところから、すこしずつ。
あなたの内側は、本来のリズムへと
ゆるやかに整っていく力をもっています。

必要なときは、いつでもtete laにご相談ください。

■ 鍼+アロマセラピー tete la JAPAN ■
人には、本来、自らを整える力が備わっています。

tete laでは、その力を穏やかに引き出すために、
鍼灸・アロマ・カウンセリングを組み合わせ、
心とからだの状態を丁寧に見つめながらサポートしています。

日々の中で、自分らしいリズムを取り戻す時間を。

青山(東京都港区)または南流山(千葉県流山市)にて、
皆さまをお待ちしております。

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