時代を動かす星 〜冥王星〜

日々のいろいろ

こんにちは、tete laです。

わたしは、昼でも夜でも空を見上げるのが好きで、
雲とか星とかボケーっと見ながら歩いていたりします。

地上はゴミゴミしていても、空はゆったりしているから
空を見上げるのは、気持ちの切り替えにもいいですよね♪

さてさて、今日はそんな空の星々にまつわるお話の回です。

太古から星々と人間は深く関わり合って生活してきました。
そして、星々と人間の意識の発達過程が対応していることに気づきました。

その星々とは、占星術でおなじみの
月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星です。

それぞれの星には司るテーマがあり、
それぞれの星がもっとも影響を与える年齢域があります。

対応する年齢域の時期において、その星がもつテーマは、
他の星よりも色濃く人生に影響を与えます。

例えば、0歳から7歳くらいの間は、人は月からの影響をもっとも受けます。
その人の言葉にならないような、感覚的な大枠がつくられます。

以下の表に、それぞれの星が対応するものをまとめてあります。

星の名前司るテーマもっとも影響を与える年齢域
潜在意識・習慣・くせ0〜7歳
水星知性的な部分8〜15歳
金星美意識などの美的感覚・対人関係での価値観など16〜25歳
太陽目的意識・意思・自我・人生の目的26〜35歳
火星行動意識・本能的エネルギー36〜45歳
木星物事を拡大・発展させていく力46〜55歳
土星責任・義務56〜70歳
天王星革新性・既存の枠や概念を超える力71〜84歳
海王星無意識・直感・目に見えないもの・芸術85歳〜死に至るまで
冥王星死と再生・超意識・極限的なエネルギー死の瞬間

今回は、この中から冥王星についてご紹介します。

冥王星は1930年に発見され、長らく太陽系を形成する惑星とされていました。
しかし、2006年、冥王星の近くにエリスという天体が発見されたことにより、
惑星の定義から外れたため、準惑星となりました。

2006年の当時は、冥王星がどうなってしまうのかと話題になりましたが
占星術においては、今も変わらず、「死と再生の星」として君臨する重要な存在です。

太陽系にある10個の星は、それぞれ人間の意識の発達過程に対応しており、
冥王星の司るテーマは、太陽系の最終段階となります。

この星が、もっとも影響を与える時が、死の瞬間。今世の最終段階のとき。
この世での学びを終え、次の「生」に向かって新たに再生するときです。

まさに、「死と再生」を表しています。

また、冥王星は、太陽系の一番外側にあり、
太陽系と太陽系が属する銀河系とが接触するところになります。

つまり冥王星は、太陽系の出口でもあり、銀河系への入り口。

そのため、太陽系の外側から持ち込まれる銀河の意識というものが
冥王星には流れ込んできています。

銀河の意識とは、地球上で人間の顕在意識の領域で作り上げられた太陽系の秩序のルールとは
まったく関係なしにもたらされる別次元のエネルギーです。
既存のあり方を破壊して根底から作り変えていくような現れ方をします。

強制的に流れ込む再創造(死と再生)の意志。
人間社会の中で古いものを一新して新しい世界へと再創造していくエネルギー。

そのため、冥王星がもたらすものというのは、日常生活レベルでは感覚的に、なかなか理解しにくく
認識がむずかしいけれども、深層的な部分で共有している価値観や理想像としてあらわれます。

そのような冥王星がもたらす銀河からの意識のエネルギーは、
人間の潜在意識の部分へと冥王星→海王星→天王星の流れの中で伝達されていきます。

このように、冥王星は人間の潜在意識から、さらに超えた意識である
超意識に働きかける性質があります。

ふと思いつく事や、なぜだか分からないけれども感じる美意識などは、
辿っていくと超意識に行き着きます。

そして、冥王星の意識は一般的な人間の意識レベルではなかなか認知できません。
したがって、冥王星からの影響に対して、人間は完全に無防備な状態でさらされることになります。

冥王星の影響は個人というよりも、世代的なひろがりをもってもたらされ、
時代を大きく変革していくような時代的な動きへと繋がります。

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