こんにちは、tete laです。
9月になりましたが……
この暑さ、もはや「秋どこ?」って感じですね。
季節の揺らぎと体の働き
9月だというのに、
外は30℃オーバーの真夏のままの気温。。。
かと思えば、
建物に入るとエアコンがガンガン効いていて
「ここ冷蔵庫?」ってツッコミたくなるほど。
この気温ジェットコースターに振り回されながらも、
私たちの体はしっかり体温調節をして、免疫力を守ってくれています。
東洋医学でいう「腎陽」と「衛気」
東洋医学では、この働きを支えているのが
【腎陽(じんよう)】と【衛気(えき)】。
ざっくりいうと、
腎陽は体を温めるエネルギー、
衛気は体を守るバリアのようなものです。
冷えと腰痛は腎のサイン
腎陽が弱ってくると、まず出てくるのが冷え性。
特に足元から。
ちなみに、手の冷えは【心陽(しんよう)】と関連が深いですが、
どちらも血流の滞りが原因。
寒さが体にたまると脈拍数も下がっていきます。
また、「最近、腰や膝が痛い。。」
というのも腎が弱ったサインです。
東洋医学には【五労】という考えがあり、
長時間立ちっぱなしなど同じ姿勢を続けると
腎に負担がかかるとされています。
立ち仕事や激務で「腰が痛い〜!」という経験、ありますよね。
腎を充電するには“睡眠の質”
一番シンプルな方法は、ズバリ睡眠。
睡眠の【質】を上げて、さらに少し長めに眠ることが大切です。
「休息モード」への切り替えが上手な人ほど、
充電上手で、気・血・水のバランスも安定します。
体の腎が不足していると、
寝付きが悪い・夜中に目が覚めるなど
休息モードに入りにくくなります。
腎陽虚(じんようきょ)が進むと、
頻尿や夜間尿につながることも。
消化力も腎陽がカギ
実は腎陽は消化器系もサポートしています。
腎陽が弱って冷えてくると代謝が落ち、
脂肪が燃えにくくなり、老廃物もたまりやすくなるんです。
たとえば…
• 食後にゲップが出やすい
• 喉や胸がつかえる感じがする
• 便秘や下痢をくり返す
• 食後すぐ眠くなる
• お腹が張りやすい
これは【食積(しょくせき)】といって、
食べ物が消化管に残ってしまっている状態です。
腸内細菌のバランスも乱れてしまい、
ピロリ菌が増えやすくなったり、
栄養吸収の妨げにもなります。
冷えと消化不良の先にあるもの
腎陽は、冷えや疲労への抵抗力を生むだけじゃなく、
消化や代謝、そしてバイタリティそのものを支えている存在。
もし冷え性や消化器系の不調を感じたら、
それは腎陽からのSOSかもしれません。
毎日の生活の中で、睡眠や食事をちょっと見直すだけでも、
体はぐっと楽になります。
まずはできることから、小さな工夫を取り入れてみませんか?
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tete laは、鍼灸・アロマ・カウンセリングを組み合わせたプライベートサロンです。
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