からだの通り道、風通しよくしていますか?

東洋医学

こんにちは tete la です。
「九竅(きゅうきょう)」の詰まり、聞いたことありますか?

「竅(きょう)」とは、穴(あな)のこと。

東洋医学では、この「穴」はとても大切な通り道です。
九つの穴がつまってしまうと、
からだ全体の巡りもうまくいかなくなってしまいます。

九つの穴とは?

お顔を思い浮かべてみましょう。

👀 ふたつの目
👂 ふたつの耳
👃 ふたつの鼻の穴
👄 ひとつのお口

ここまでで七つ穴があります。

さらに体を下にたどると——

おしりの「肛門」と、前の「尿道口」。

この合計九つを、「九竅(きゅうきょう)」と呼びます。

九竅が詰まるとどうなるの?

九つの穴の通りが悪くなると、
こんなトラブルが出やすくなります👇

上の竅(感覚器官)
• 目:ものもらい、ドライアイ、慢性眼感染症
• 耳:中耳炎、耳の詰まり感
• 鼻:慢性鼻炎、鼻づまり
• 口:口内炎、口唇ヘルペス

下の竅(排泄器官)
• 便秘
• 膀胱炎
• 腎結石 など

詰まりを開通させるには?

まずはこの九竅の通り道を
スッキリ通してあげることが大切。

アロマセラピーや香草など
「香りの療法」も有効です。

ローザリーナ
 五感の詰まりを開いてくれる香り。風邪のときにも◎

リツェアクベバ 
 口唇ヘルペスにおすすめ。
 キャリアオイルで薄めて使います。

アロエベラ
 排泄器官の詰まりには、
 下剤・解毒効果をサポート。

(排泄には、コーヒーエネマも良いと聞きます。私はまだ未体験ですが☺️)

鍼灸でも通り道を整えます

鍼灸では、
五臓とつながる経絡の「井穴(せいけつ)」を使って
九竅を刺激して開いていきます。

胃の経別
 目・鼻・口など上部の竅にアプローチ。
腎の経別
 慢性の膀胱炎に。
 急性の場合は鍼灸+ベルガモット精油を入れたお風呂もおすすめ。

排泄器官は毒を出す場所。
湿や痰(=余分な水分・老廃物)をためない習慣づくりが大切です。

三焦(さんしょう)と竅の関係

「三焦」は、上・中・下の3つに分かれていて、
それぞれの流れが詰まると次のような症状が出ます。

上焦:頭痛、目・耳・鼻の不調
中焦:胃もたれ、食欲不振、胸のつかえ
下焦:排泄・生殖器のトラブル

それぞれの流れを整えることで、
九竅も自然とスムーズになります。

小さな不調を見逃さないで

ちょっとした鼻づまりや、便秘、口内炎など。
日々のあわただしい生活の中では、
「まあいいか」と流してしまいがちな小さな不調たち。

そんな時こそ、
少し立ち止まって——

「からだの風通し、どうかな?」

と感じてみましょう。

大きな病気になる前に、
小さな詰まりをスッと流してあげる。

からだが軽くなると、
心の風通しも自然とよくなりますよ🌿

■ 鍼+アロマセラピー tete la JAPAN ■
がんばってきたあなたへ。
今こそ、自分をいたわる時間を。

tete laは、鍼灸・アロマ・カウンセリングを組み合わせたプライベートサロンです。
年齢とともに変化する体調や、こころのゆらぎに丁寧に向き合い、
自律神経やホルモンバランスの乱れによる不調を、根本から整えていきます。

無理にがんばらせず、その人に合ったペースで、
本来の心地よさを取り戻すサポートを大切にしています。

南青山(東京都港区)または南流山(千葉県流山市)にて
皆さまのご来店をお待ちいたしております。

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