こんにちは tete la です。
なんとなく重だるい、
気持ちが晴れない、
頭やお腹がスッキリしない…。
そんなとき、
もしかしたら体の中で渋滞が起きているかもしれません。
中医学では、この状態を「五積(ごせき)」と呼びます。
今日はその五積について、
そして日々のセルフケアでゆるめるヒントをお伝えします。
■ 五積とは?
中医学でいう「五積」とは、
体の中に5つの滞りが起きている状態を指します。
それは「気・血・痰・寒・食」。
気の流れが止まり、
血が滞り、
痰がたまり、
寒がこもり、
食が停滞する。
まるで体内で交通渋滞が起きているような状態です。
■ 気滞(きたい)=気の渋滞
気滞は、エネルギーである気の流れがストップしている状態。
体を動かすことも大切ですが、
実は「考えグセ」を見直すこともポイントです。
同じことをずーっと、エンドレスリピートで考えていませんか?
その思考の渋滞が、
気の流れを止めていることも多いんです。
■ 血の滞り=悪血(おけつ)
悪血は、
気滞や血虚(けっきょ=血の不足)が原因で起こります。
中医学では、
経験や記憶も血の中に刻まれると考えられています。
つまり、
同じ経験を何度も繰り返していると、
血もどんどん固まってしまう。
「忍耐は美徳」と言われますが、
悪血のサインが出ているときは、
その【経験】を手放す方が、
【からだ】にとっては自然な流れなんです。
■ 舌や絡脈から見えるサイン
舌診では、
舌の裏の静脈が浮いていたり、
舌全体が紫がかって見えることがあります。
また、
絡脈(毛細血管のネットワーク)では、
小さな血管が浮いたり、
ガングリオンのようなコリっとした塊が出ることも。
それぞれの部位に意味があり、
体のどこで流れが滞っているかを教えてくれます。
■ 「五積散」と食養生
漢方には【五積散(ごしゃくさん)】という処方があり、
この五つの渋滞をスムーズに流すよう、
さまざまな生薬が組み合わされています。
食べ物でサポートするなら
「実蕎麦(そばの実)」がおすすめ。
蕎麦粉や麺よりも、
実のままの状態で食べると
五積の流れを整えてくれます。
少しメンタルをゆるめたいときは
「はと麦」を。
慢性的な膀胱炎がある方は、
はと麦粥を取り入れてみてください。
また、
卵巣嚢胞や子宮筋腫のような
婦人科トラブルには、
月経が始まる一週間前から実蕎麦粥を続けることで、
【悪血】や【湿痰】が月経時に排泄されやすくなります。
■ ちょっと余談
「毎日お粥だと飽きちゃうなぁ」
という声も聞こえてきそうですが。。。
1〜2週間の期間限定チャレンジでもOKです。
体は、普段食べ慣れていないものが入ってくると
「ん?なんだこりゃ!?」
と反応を示してくれます。
その小さな刺激が、
滞っていた巡りを呼び覚ますこともあるんですよ🌿
■ 鍼+アロマセラピー tete la JAPAN ■
がんばってきたあなたへ。
今こそ、自分をいたわる時間を。
tete laは、鍼灸・アロマ・カウンセリングを組み合わせたプライベートサロンです。
年齢とともに変化する体調や、こころのゆらぎに丁寧に向き合い、
自律神経やホルモンバランスの乱れによる不調を、根本から整えていきます。
無理にがんばらせず、その人に合ったペースで、
本来の心地よさを取り戻すサポートを大切にしています。
南青山(東京都港区)または南流山(千葉県流山市)にて
皆さまのご来店をお待ちいたしております。
