トラウマへの東洋医学的アプローチ

ケース・レポート

※2026年2月追記
その後の臨床を踏まえ、内容を一部加筆・再編集しています。

こんにちは tete la(テテラ)です。

幼少期からの虐待体験によって生じたトラウマに対する、
東洋医学的な視点からのアプローチについてお話しします。
(肉体的虐待・性的虐待・ネグレクトなど)

これはすべての方に当てはまるものではなく、
あくまで臨床の中でみえてきた一例です。

本来、幼少期は
自分の存在を守られ、
安心の中で育まれるべき時期です。

しかしその時期に、
逃げ場のない環境で、
自分の限界を超える苦痛や緊張を
繰り返し強いられた場合、
こころだけでなく、からだそのものが
強い防御反応をとるようになります。

東洋医学では、
こうした過度な負荷は、
その場で処理されず、
身体の深部へ退避されると考えます。

生き延びることを最優先に、
日常生活を維持するため、
処理しきれない緊張や記憶を
いったん「見えない場所」に移すのです。

このとき大きく関与するのが、
奇経八脈のひとつである 帯脈(たいみゃく)です。

強いストレスや恐怖体験が起こると、
からだは生き残ることを優先し、
処理できない緊張や記憶を
帯脈へと強制的に退避させ、
深部に押し込めるように収納します。

帯脈は本来、
身体をぐるりと取り巻き、
上下の気血の流れを束ね、
安定させる経脈ですが、
この防御反応が長期化すると、
慢性的な緊張が身体に残りやすくなります。

その結果、

・常に身体がこわばる
・力が抜けない
・安心感が持てない
・骨盤まわりや腹部の違和感
・自律神経の不安定さ

といった症状として現れることがあります。

このような場合は、
帯脈に集約された緊張を少しずつ解き、
循環を回復させていくことが重要になります。

さらに任脈(にんみゃく)を整えることで、
呼吸が深まり、緊張がゆるみ、
心地よさや満足感を満たす働きが内側から高まり、
身体が、「安全である」と感じやすい土台が生まれます。

帯脈と任脈のバランスが整うことで、
過去の体験によって固定されていた
身体反応が徐々にほどけ、
本来備わっている回復力が
働きやすい状態へと戻っていきます。

tete la では、
からだ自身が整う方向へ動き出せる環境を
つくることを大切にしています。

深部に押し込められてきた緊張が、
少しずつ動き、循環が戻ること。

その積み重ねが、
心身の再構築につながっていくと考えています。

※今後も臨床経験を重ねながら、
必要に応じて内容を整え、更新していきます。

■ 鍼+アロマセラピー tete la JAPAN ■
人には、本来、自らを整える力が備わっています。

tete laでは、その力を穏やかに引き出すために、
鍼灸・アロマ・カウンセリングを組み合わせ、
心とからだの状態を丁寧に見つめながらサポートしています。

日々の中で、自分らしいリズムを取り戻す時間を。

青山一丁目(南青山エリア)を拠点に施術を行っています。
広島県福山市では
月に一度、数日間の施術日を設けています。

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