眠りについてのお悩みは、人によってさまざまです。

なかなか寝つけない。
夜中に何度も目が覚める。
朝早く目が覚めて、そのあと眠れない。

眠っているはずなのに、
朝起きても疲れが残っている。

夢をたくさん見て、
ずっと頭が働いていたような感じがする。

「眠れない」というほどではないけれど、
なんとなく眠りが浅い。
以前のように、ぐっすり眠った感じがしない。

そんなふうに、
これまでとは違う、自分の眠りの変化を感じることがあります。

眠りは、
ただからだを休ませるためだけの時間ではありません。

一日の中で受け取ったさまざまな刺激から離れ、
心とからだが少しずつ緊張をほどき、
次の日へ向かうための時間でもあります。

だからこそ、眠りの状態には、
そのときの心やからだの状態が、思っている以上に表れることがあります。

眠れない理由は、ひとつではありません

眠りが変わるきっかけは、人によって違います。

仕事や家族のことが気になって、
頭の中で考え事が続いているとき。

忙しい日々が続いて、
からだがなかなか緊張をほどけないとき。

生活する時間が変わったときや、
季節や環境が変わったとき。

年齢を重ねる中で、
以前とは眠り方が変わってくることもあります。

また、からだの痛みや不快感、
ホルモンバランスの変化などが、
眠りに影響することもあります。

ひとつだけが原因というより、
いくつかのことが重なり合って、
眠りにくさとして表れていることも少なくありません。

だから、
「眠れないわたし」をみるとき、

今、なぜわたしの眠りが変わっているのだろう。

そんなふうに、
自分の背景にも目を向けてみることが
大切だと考えています。

「眠らなければ」が、眠りを遠ざけることも

眠れない日が続くと、

「今日こそは眠らなければ」
「あと3時間しか眠れない」
「明日もだるくなるかもしれない」

そんなことが気になってしまうことがあります。

けれど、
眠ろうと意識すればするほど、
かえって頭が冴えてしまったり、
からだに力が入ってしまうこともあります。

眠りは、
がんばると、余計に遠のいてしまうことがあります。

安心して力を抜くことができたときに、
自然と訪れるものでもあります。

だから、
眠れない自分をだめだと思ったり、
「ちゃんと眠らなければ」と
きびしく眠りをコントロールしようとするより、

まずは、今の自分が
どんな状態にあるのかを見ていく。

そこから始めてもいいのだと思います。

眠った時間だけでは、わからないことも

「何時間眠ればいいですか?」

眠りについて考えるとき、
睡眠時間が気になる方も多いと思います。

もちろん、眠る時間も大切です。

けれど、必要な睡眠時間や眠り方は、
すべての人が同じわけではありません。

同じ人でも、
年齢や季節、その日の疲れ方によって
変わることがあります。

だからこそ
何時間眠ったのかだけでなく、

朝起きたとき、
寝る前より、少しからだが軽くなっているか。

目覚めたとき、
頭の中が少し静かになっているか。

今日一日を始めようと思えるくらいの
余力が戻っているか。

そんな感覚も、
その方の眠りを見るひとつの目安になります。

tete la で、眠りを見るとき

tete la では、
「眠れない」というお話をきくとき、

寝つきが悪いのか。
途中で目が覚めるのか。
朝早く目が覚めるのか。

眠っていても疲れが抜けないのか。

それと一緒に、

からだに緊張が残っていないか。
冷えやほてりはないか。
痛みや重だるさはないか。

日中、どんな風に過ごしているのか。
最近、気になっていることはないか。

そんなことも含めて、
その方の今の状態を見ていきます。

鍼灸でからだの状態をみながら、
必要に応じて香りを使ったり、
お話をしたり。

その日の状態に合わせながら、
心とからだの両方から整えていきます。

眠りも、今の自分を知るひとつの手がかり

眠れないことは、やっぱり、しんどいし、
それだけを見ると、
どうにかしてなくしたいものに感じるかもしれません。

けれど、

眠れないことで、
見えてくるものもあるかもしれません。

眠りだけを切り離して考えるのではなく、
今の自分全体見てみる。

そうすると、

これまで気づかなかった疲れや緊張、
自分に必要な休み方が見えてくることもあります。

眠ることも、起きていることも、
どちらも私たちの毎日の一部です。

「眠れない」を通して、
今の自分状態に少し目を向けてみる。

tete la では、
そんな時間も大切にしています。